2021/04/26

バレーボール選手へのインソール


大学でバレーをしている学生さんが、左膝と右足に痛みが出るということで、オーダーメイドインソールを希望され来店されました。

早速、足を見てみると・・・。 

バレー選手足底写真.jpg
左足の中足骨頭付近(足趾の付け根あたり)は皮が厚くなり、また小指側のアーチが落ちていることがはっきりと分かりました。
また、右足の横アーチの低下、外側アーチの低下も認められました。

 

それにしても足が大きい!29.5㎝!!

 

右足横アーチ.jpg
左足横アーチ.jpg

 

横アーチの状態を爪先側から見たところ。右足はやや小趾よりの部分の中足骨が落ち込んでおり、左足はⅡ~Ⅲ趾部分の中足骨頭が落ち込んでいるのが分かります。 アーチが持つ衝撃吸収の機能が発揮できない状態です。

バレーシューズ.jpg  既製インソール.jpg  

 

靴の中敷を取り出してみると、横アーチの落ち込んでいるところはやはり布地が剥がれて、圧が特に集中しているのが分かります。

 

スクワット動作で身体の使い方をみてみると、裸足や靴のみでは膝の痛みが出ることもあり、十分膝を曲げることができない状態でした。 

 

作成したインソールを用いると、足首がよく曲がり、膝を使って重心を落とすことができるようになっています。

 

バレー選手両脚スクワット.jpg

 

次は、片脚立ちをしてスクワットをしたときの膝の動きをみていいます。 裸足で片脚スクワットをしてくると、膝が大きく内側に動き、膝と足先の動きがクロスしているのが分かります。

 

靴を履くと、裸足のようには大きな動きは認められませんが、まだ膝と足先のクロスの関係が認められます。 

 

バレー選手右片脚スクワット.jpg

 

靴とインソールを合わせて使用した場合は、膝が母趾球に向かって曲がっているのが分かります。裸足や靴のような膝関節への捻れストレスが生じにくい使い方になっています。

 

最後は、歩き方のチェック。

 

バレー選手インソールによる歩行の比較.jpg

 

歩行時の蹴りだしの瞬間をみています。

 

はだしの時は親趾の内側から体重が抜けており、靴のみだと今度は小趾側から体重が抜けているのが分かります。(動画だと流れのなかでよく分かるのですが・・・)

 

オーダーメイドインソールを使うと、母趾球から蹴りだせているのが分かります。靴の傾きに注目するとよく分かると思います。

 

インソールを使用するようになってから、足の痛み・膝の痛みが減少しているということです。 アーチの状態・靴の状態・身体の動きを踏まえてインソールを作成することがとても大事なんです。

 

これからもバレーの練習に励んで、是非活躍して下さい!

 

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